ハウステンボスでゴッホ展が行われています。
場所はハウステンボスフリーゾーンのパレスハウステンボスです。
ゴッホは37歳という若さでこの世を去った、晩年は精神病院にも入院したことがあることから、
充実した人生といえたのかどうか。
最後は自分で胸を銃で撃ったというのだからその胸中はわからない。
何を思って、自分の耳を切ったり、胸を撃ったりしたのだろうか?
ゴッホを有名にしたのはある意味日本人なのかもしれない。
有名な「ひまわり」を落札したのは日本人だからだ。
当時の金額で約124億5千万・・・。
ゴッホは死後に評価され、ブームで人気になり作品が高騰したが、
生前は経済的にすごく苦労したようだ。
なんだか可愛そう。
でも、無名の画家なんてものすごく居るのだから、
有名になったことはいいのかもしれない。
なんとも言い難いが。
あらためて作品を見ると、彼が晩年手に入れた作風までの途中の作品は、
技術的にはそれほど優れているとは思えない。
素人からすれば、それほど良い絵とは感じない。
まぁ、私が理解できてないんだろう。
風景画ならモネの方が良いと思うし、
人物画ならフェルメール(時代が違うけど)の方がすごいと思う。
ただ、晩年の有名な作風はゴッホだけのものだろうしオンリーワンのものだろうとは思う。
できれば生きているうちに評価されていれば、本人も報われただろうに。
おそらく、ゴッホ人気や金額についてはそう仕向けた人々が居るのだろうと思うが、
素晴らしい作品を短期間で数多く残したというのは素晴らしいことだ。
やはり、作品は創り続けなければいけない。
世に問い続ける事の大切さを感じたりもした。
きっと経済的にも苦しかっただろうから、売れない画家なんて諦めて、
別の仕事をするという選択肢もあっただろうけど・・・。
(どうも性格的に難しい部分もあったようだけどw)
そうしなかったのは、絵を描くのが好きだったのは間違いないのかと思う。
好きな事をつきつめていったのであれば、それで良いのかもしれない。
そういった才能がゴッホにはあって、作品に反映されているのだろうと感じる。
ただ、私がゴッホに感じる率直な感情は、もう少し気楽にできなかったのかな。
も少しうまいことできなかったのかな。と感じる事だ。
どんなに才能があっても、活かし方を知らないというのはもったいない。
世の中、裏切られたとか、騙されたとか言いたくなることもあるだろうけど、
それもひっくるめて、みんな生きているのだから、ズル賢さというと聞こえが悪いが、
生き抜く力は強く持たなければ、心を病む事になる事もあるのかな。
なんて、ゴッホの生涯をたどりながら作品を見ていると思った。
絵で食って生きたいと思っている人は、ぜひ観てください。
そして想像してください。(絵でなくてもクリエイターの方はぜひ)
最後に飾っている肖像画が、すごく気になって、こんな妄想をしてしまいました。
最後の肖像画はゴッホの肖像画です。
自画像でなく肖像画。その意味が解りますか。
ゴッホが描いたものではないのです。
おそらく主催者側に、そのような意図はまったくないのでしょうが、
だからこそ気になったのです。
その肖像画とゴッホの自画像を見比べると・・・。
さぁ、気になったあなたはゴッホ展にGO!
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